■お薦めの図書

 

 

 

 

 

 

 

ホーム >> ワンポイント・レッスン一覧 >> ハミングの練習

ワンポイント・レッスン

第3回 「ハミングの練習」

音というものは、空間を響かせることによって私たちの耳に聞えてきます。 ホールや、スタジオ、教会など、響きのよい場所は、天井も高く、理想の空間を 持っています。 声はのどの声帯で作られる訳ですが、その「声」だけに頼っていると、 表現に乏しく、疲れやすく、聞いている相手にも不快な思いをさせることが あります。そこで、会場の響きや、カラオケのエコー機能に頼るだけでなく、自分の身体の 空間を利用して、豊かな響きを作る方法があります。ハミングの練習です。
 
ハミングとは簡単に言うと、「鼻歌」のことです。サザエさんが、何かいいことがあると、 よく、台所でお料理をしながら鼻歌を鳴らしていますね。 まずは、人間の顔の中にも主に3つの響きのホールがあると言われていますので、 その説明をしましょう。
 
①額のホール(前頭洞)。眉間と額の間があります。高音域で 「頭のてっぺんから声を出す」というような表現をする時に、よく共鳴する場所。
 
②鼻の奥のホール。鼻の穴の付け根の辺りで、息を吸いながらブタさんの真似をするときに意識できる場所。(微妙な説明・・・!?)
 
③上アゴのホール。上アゴの歯の奥から、さらにその奥の柔らかい部分の空間。
 
この3つをうまく利用して、ハミングをします。
 
最初は軽く口を閉じて、舌も脱力した状態を準備します。そうすると、口の中の 空間は広がり、③が響く状態になってます。 次に、鼻毛をザワザワとなびかせるように、ゆっくりと息でマッサージするように ハミング(鼻歌)をします。短めの音がいいと思います。②の鼻の奥のホールを 響かせる感じにしましょう。
 
それから半音ずつ音を上げていき、高音域かな?と思われるところまできたら、さらに、鼻のホールの上の、①の額のホールにも響かせるように息をあてます。 この時、目はパッチリと開き、胸や肩に力が入らないように気をつけましょう。スタッカートから練習をはじめて、慣れてきたら、少しずつ長めの音にするといいでしょう。 この3つのホールを意識しながら声を出すと、響きのある声に近づいていきます。
 
私も日々の発声練習で取り入れていますし、私が声楽を最初に習った師匠 小野真弓先生 (ソプラノ歌手:秋田市在住)も、いつでも、どこでもHum・Hum・Hum・・・ とハミングをされて、素晴らしい声を保っています。 普段、時間を取って練習できない方でも、何かをしながら実践できると思います。 そして、ハミング(鼻歌)は正確な音程を取る練習にもなりますから、今すぐにでも はじめましょう。