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ワンポイント・レッスン

第4回 「歌の姿勢」

スポーツ選手でも、役者さんでも、オペラ歌手でも、一見その姿勢(フォーム)を見ただけで、 上手か下手か、強いか弱いか、素人目にも、なんとなく分かる時がありませんか?それぐらい 「姿勢」は大切なものです。

さて、歌う時の姿勢について考えていきましょう。理想的な姿勢は「自然体」で立つことです。そんなに 難しいことではなさそうですが、客観的に見て(こちらがお客さんなって見た場合)随分と 力んだり、腰が浮いたり、バランスが悪い姿勢のまま歌う方をよく見かけます。
 
まずは、自分が大きな木になったつもりになってみましょう。おへそから下は根っこ→ 二本の足で土の中にしっかりと根をはるように。おへそから上は地上で太陽のエネルギーをいっぱい浴びるような 幹・枝・葉っぱだと思って、背筋を伸ばして立ってみます。たっぷりと深呼吸をしたくなるような気分になっていたら、 オッケーです。この時、注意したいのは、上半身を支えるために、おへそから下(下半身)に力をいれるのではなく、 自分の体重を重力に任せるかのようにしておけばいいです。

鏡があれば自分の姿を映してみましょう。足はかるく開いた方がバランスが取りやすいです。 そして、伸ばした背筋の上に乗っている首から上の部分は、写真を撮られる時にちょっと アゴをひいておすましをますが、そんなポーズにします。そうすることで、適度に胸が開いていますし、 声を作り出す声帯の閉じ方も無理のない状態になっています。

バランスの取れた姿勢(フォーム)は実際に声を出す時に、横隔膜やそれを支える組織を使った呼吸法を コントロールしやすくなります。何事も基本の「基」が大切なんだね。