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夢のあとで/Apres un reve
[作曲]
ガブリエル・フォーレ/Gabriel Faure
(1845-1924)
フランス歌曲ってどんな曲?と言われて例に挙げるのがこの曲です。
というか、この曲ぐらいしか、皆さんがご存知の作品はないかもしれません。
歌曲ではありますが、器楽で演奏される機会も多いです。
フォーレはフランスの作曲家で、サン=サーンスに学び、ベルリオーズや
ワーグナーに影響されたと言われています。
この曲が「フランス歌曲」の入門に相応しいかと思います。
1小節の静かで悲しげな前奏に続いて歌い出すのですが、3小節目には
思いもかけない和音がピアノ伴奏に現れて、次か次へとその不思議な
ハーモニーとメロディの世界に引き込まれます。
詩は、フォーレの親友で、パリ音楽院の声楽科の教授をしていたロマン・ビュスィーヌ
(1830~1899)でイタリアのトスカーナ地方の古い詩をフランス語に書き直した
そうです。うっとりとした夢の中で、愛する人との幸福な世界を繰り広げるのですが、
なんと言うこと!あぁ、それは悲しい目覚め!どうか戻って来ておくれ、輝かしく
神秘的な夜よ!と言う内容です。
歌うにあたっては、フランス語の基礎をこの機会に習得されるとよいでしょう。
ナザールという鼻母音と[e]の発音が最大のポイントだと思います。
[r]は会話では巻き舌にしませんが、歌うときはイタリア語のように巻き舌に
なります。語学はなんでもそうですが、頭で考えるより慣れですから、最初はCDをなんども聴いて雰囲気を感じてから、練習に取り掛かかりましょう。