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歌曲の紹介

夕焼小焼 / Yuuyake Koyake

[詞/曲]
中村雨紅/草川信

作曲は「揺りかごの歌」、「どこかで春が」で知られる草川信です。長野県の出身で、東京芸術大学では弘田龍太郎に学びました。郷愁を想わせるような優しいメロディーを残していますが、子供の頃は、随分と腕白坊主だったらしいです。ほうきの柄でオルガンの鍵盤を力いっぱい引っかき(グリッサンド)黒鍵を全部折ったり、大石を背後の山から転がして、お寺の屋根に穴を開けたり・・・、結構やりますね!

作詞は中村雨紅(なかむらうこう)、素敵な名前ですが、これはペンネームで、師匠だった野口雨情に傾倒していたこともあって、一字拝借したようです。東京都八王子市上恩方町の宮尾神社の宮司の次男として生まれ、童話・童謡作家として活躍しました。東京学芸大学で学び、日暮里の小学校、昭和元年には厚木東高等学校に移り、教鞭を取りながらの作家活動だったようです。

この「夕焼小焼」は大正8年8月、夏休みを終えて、当時勤務していた日暮里の小学校に戻るため、八王子駅で列車を待っていた時にスラスラと書いたそうです。雨紅の生家から八王子の駅までは16㎞あったそうですが、バスはなくて歩いていたそうです。夕焼小焼の情景は、そんなところから生まれているのでしょう。

夕焼小焼で日が暮れて 
山のお寺の鐘がなる
お手々つないで皆帰ろう
烏と一緒に帰りましょう

子供が帰った後からは 
円い大きなお月さま
小鳥が夢を見る頃は
空にはきらきら金の星

中村雨紅の研究家である依田信夫さん(大和市在住)は『物語夕焼け小焼け』を出版していて、中村雨紅と草川信の波乱にとんだ人生が書かれているそうです。私にとって「夕焼小焼」といえば、山形市七日町にある居酒屋『夕焼け小焼け』です。大学生の頃、仲間とよく酒を呑んでいました。安くてたくさん食べ呑みできるところが学生には嬉しかったです。 作品とは関係なかったね。